ファッションヘルスは、店舗内に用意された個室でサービスをする風俗店です。お店によってサービス内容は多少変わりますが、基本的な流れはどのお店も一緒です。今回は、これからファッションヘルスで働こうと考えている女性に向けて、仕事の流れや注意点を説明したいと思います。
まず基本的なサービスの流れについてですが、お客様が来るまで、女性は個室で待機をします。個室にはベッド・シャワーの他、テレビや冷蔵庫などが備え付けられているので、待機中に飲み物を飲んだりテレビを観たり、比較的くつろいで過ごすことができます。
お客様が来ると、部屋に備え付けのインターホンでコールされ、接客の準備をするようスタッフから連絡があります。ベッドに新しいタオルを敷くなどの簡単なセッティングを、5分程度で済ませます。
次にお客様の待合室近くまで行き、お客様のお迎えをします。お店によっては隠し窓からお客様の顔をチェックして、知り合いではない事を確認させてもらえるところもあります。スタッフがお客様を案内して奥へ通したタイミングで、はじめましてのご挨拶。個室までは女性が案内をします。
個室にご案内したあとは、少し会話をして緊張をほぐす場合もあれば、すぐにプレイが始まるケースもあります。最初の流れはお客様によってまちまちです。基本的には、まず一緒にシャワーに入ってお互いの体を綺麗にしてから、ベッドに戻ってプレイを始めます。
ファッションヘルスのプレイ内容は、キスやフェラ、素股などがメイン。ソープと異なり本番は禁止されています。受け身なお客様も多いので、基本的なサービスの流れについては、入店時にスタッフから指導を受け、その通りサービスをしていきます。私が働いていたお店では、キス→全身舐め→フェラ→素股の流れだったと記憶しています。責めるのが好きなお客様の場合、お客様のペースに合わせるよう、臨機応変に対応します。
プレイ内容はお客様がオプションで追加することができるので、顔射・アナルなど少しハードなプレイを求められる時もあります。どうしても無理なオプションがある場合、事前にスタッフに伝えておくと、そうしたオプションは受けないように調整してもらえます。
女性の服装は、着替えやすい薄手のキャミソールドレスや、コスプレ衣装など、お店によってかなり異なります。自前で用意することは少なく、ドレスや靴はお店から貸与してもらえます。別途クリーニング代を取られることもあるので、気になる場合は事前にスタッフに確認しておきましょう。
プレイ時間はコースによって変わりますが、だいたい90分前後が多いかと思います。時間配分に気をつけながらプレイしないと、後半にすごく時間が余ってしまったり、2回以上のプレイを求められたりするので、とても疲れてしまいます。1日に何人も接客することを考えると、1回の接客でどのくらい体力を使うのか、自分のペースを把握しておくとベターです。
注意してほしいのは、本番を強要してくるお客様が必ずいることです。ルールとして禁止されていることを知っていても、プレイが盛り上がってくると「挿れたい!」と言って無理やり挿入されそうになるケースが少なくありません。もちろんルール違反は許されないので、どうしても振り切れない時には、スタッフを呼んで対処してもらう必要があります。プレイ内容で素股がある場合、コンドームを備品で置いているお店が多いので、本番をしても大丈夫と勘違いするお客様もいるようです。お客様に流されることなく、女性の方からうまくリードする雰囲気を作っておくと、こうした事態は防ぎやすくなります。
こうして書いていると大変な仕事のように見えますが、楽しい面も色々とあります。常連のお客様にお菓子などのお土産をもらったり、初対面のお客様との会話を楽しんだり、お客様に「上手だね」と褒めてもらえたり。風俗も接客業の一種ですので、コミュニケーションが好きな女性には特に向いています。
風俗はネガティブに捉えられがちな仕事ですが、非常にやりがいもあり立派な仕事です。これから風俗・ファッションヘルスで働こうと考えている方には、ぜひ怖がらずに挑戦してみてほしいと思います。