鳥取県人の鳥取県紹介
やっぱり山陰の「陰」だよ鳥取県
鳥取県は山陰のなかでも「弁当忘れても傘を忘れるな」というほど雨が多い県です。山陰の字のごとく、その土地柄なのか県外の人に言わせると鳥取県民はおとなしく、陰気で絡みづらい、とよく言われます。生まれも育ちも鳥取の私自身おとなしいと思ったことがないので定かではありませんが、確かに多数の中で意見を発表する時など引っ込み思案でなかなか発言できない人が多いように見受けられます。
合コンでも男女共に勢いのあるのは県外の人間が多く、鳥取県民の勝率は低いでしょう。県外にでてよく思うのが、他県の居酒屋の店員さんなどと比べて鳥取の飲食店の店員はあまりお客さんと話をしないということです。これも鳥取県民がおとなしいといわれるが故の所以でしょうか。あまり値切りに応じてくれないところからケチだとも言い切れます。
鳥取県民は陰気でおとなしくケチです。良いところをあげるとすれば、「(しつこい)粘り強い」でしょうか。雨が多く畑や漁に出られないことが多い鳥取県。天候が好転するのをじっと待つその姿勢が粘り強い鳥取県民の血脈を作ってきたのです。
地域性としては砂丘があって空港が二つしかなく、海のものも山のものも食べ物がなんでも安くて美味しい!というところでしょうか。海が近いのでスーパーに並ぶお刺身でさえ市場のそれに引けを取りません。当日に揚がった新鮮な魚が安価で食卓にならぶのも鳥取県ならではです。
それがゆえに超高齢化社会の鳥取県。若者は関西や関東にとっとと出ていきほとんど戻って来ず残るは中高年、未成年、高齢者のみ…アダルトに人気が高くゆったり定年退職後の人生を過ごしたい県に選ばれたとか選ばれないとか。また、年配者が多いがゆえにたくさんのおじいちゃんおばあちゃんが畑を営み、農協的な場所に「きゅうりが5,6本入って100円」「キャベツも1玉100円」など破格の値段で売られているものを購入することができます。食べ物の物価が安く、新鮮で健康的な生活ができます。
若者がどんどん県外に出ていく理由の一つとして「だいたいどこも賃金が安すぎ」でしょうか。居酒屋でもチェーンでない限り、1000円を超えることはあまりありません。せっかく夜働くのに、昼間に働くのとそう変わりがないのです。スナックなどの水商売でも1300円とかざらです。遊びたい盛りの若者が嫌になって県外に逃亡するのもうなずけます。最後までマイナス思考な話をしてしまいました。
山の陰に住む鳥取県民なので仕方ありませんね。(笑)